【カラーシャンプーの使い方】染まらない&泡立たない時の対策を美容室が解説
この記事では「カラーシャンプーを使ってもなかなか効果を実感できない・・」とお悩みの方へ向けて、カラーシャンプーの効果的な使い方を解説します。
- カラーシャンプーの使い方
- 効果的な使い方は?
- 染まらない&泡立たない時の対策
- 上手に泡立てる方法は?
- よく染まる方法
- 染まりやすくする方法は?
- 使う時の注意点
- 気をつけることは?
カラーシャンプーを使用しても髪に上手く着色できなかったり「泡立ちが悪いから使いにくい・・」という声もよく耳にします。
カラーシャンプーの効果を最大限に引き出すには、正しい使い方をすることが大切です。
今回はN.オーガニックのカラーシャンプーを使用して、分かりやすく手順やコツを紹介。
カラーシャンプーを使用する時の注意についても解説していきます。
「カラーシャンプーを使って美しい髪色を長く楽しみたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
【使い方】カラーシャンプーを使う順番を詳しく解説
カラーシャンプーの正しい使い方を解説していきます。
今回はムラサキのN.オーガニックのシャンプーを使用。
7ステップで詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ブラッシングする
ブラッシングで髪のホコリや絡まりをとっておくと、予洗いのときに髪の汚れを落としやすくなります。
髪の汚れが付着しているとカラーシャンプーの泡立ちが悪くなる原因になるので、丁寧に髪をとかしていきましょう。
予洗いは十分に
予洗いで頭皮や髪の汚れを落としておくと、カラーシャンプーの泡立ちがよくなります。
- 38~40℃のぬるま湯で洗う
- 2~3分かけて洗う
髪を傷めないようぬるま湯で洗いましょう。
2~3分かけてしっかり洗うことで、頭皮や髪の汚れの約7割を落とせます。
しっかり泡立てながら洗う
カラーシャンプーを手で泡立ててから洗うと、色ムラなくきれいに仕上がります。
- 髪に色が付きやすくなる
- 髪への摩擦ダメージを軽減
モコモコ泡で洗うことで、髪への摩擦を減らせるというメリットも!
泡立ちが悪いと染まりにくくなるので、髪一本一本きめ細かい泡で包み込みながら洗うのがポイントです。
泡パックをする
泡を髪全体にまんべんなくなじませて、時間を置きましょう。
適正な放置時間はカラーシャンプーによるので、商品の説明を読んで決めましょう。
記載されていない場合は、5~10分が目安です。
洗い流す
色水が出なくなるまで、しっかり洗い流しましょう。
すすぎが足りないと、タオルや枕に色移りする原因にもなります。
またカラーシャンプーが残っていると、頭皮トラブルのリスクも高まるので注意してくださいね。
トリートメントをする
トリートメントをつけると髪がコーティングされ、色落ちしにくくなります。
- 粗めのクシで髪全体をとかす
- 5分ほど放置する
粗めのクシを使うと、トリートメントを髪全体にまんべんなく広げられます。
目の細かいクシはキューティクルを傷める可能性があるので、粗いクシを使いましょう。
トリートメントをなじませたら、5分ほど時間を置くことで髪の保湿・補修効果を高められます。
洗い流す
水に色が出なくなるまで、十分に洗い流しましょう。
洗い流すときも予洗いと同じ、38~40℃のぬるま湯がベスト。
トリートメントのぬめりもしっかり落としたら、その後タオルドライとドライヤーを行います。
髪を乾かさないと、カラーシャンプーの効果が半減する原因に・・。
しっかり髪を乾かし、色持ちをよくしましょう。
【染まらない&泡立たない時の対処法】カラーシャンプーを上手に泡立てる方法5つ
カラーシャンプーを上手に泡立てる方法を解説します。
通常のシャンプーと比べてカラーシャンプーは、色素が多く泡立ちにくいことがあるんです。
とはいえ使い方次第で泡立ちがよくなるので、ぜひ参考にしてみてください。
汚れをしっかり落としておく
髪の汚れをしっかり落としておくと、カラーシャンプーが泡立ちやすくなります。
- 丁寧にブラッシングをする
- 2~3分かけて予洗いをする
汚れや皮脂が髪についていると、カラーシャンプーの泡立ちが悪くなってしまうんです。
ブラッシングで髪の汚れを浮かし、ぬるま湯でしっかり汚れを流しておきましょう。
カラーシャンプーを使う前にいつものシャンプーをする
カラーシャンプーを使う前にいつものシャンプーで、頭皮や髪の汚れを落としておくとカラーシャンプーの泡立ちがすごくよくなります。
髪の洗いすぎは、頭皮・髪などの乾燥にもつながるので、使用するシャンプーは洗浄力のマイルドなシャンプーを使うようにしましょう。
カラーシャンプーを多めに使用する
量が少ないと泡立ちにくくなるので、カラーシャンプーは多めに使いましょう。
カラーシャンプーはそもそも色素の濃度が高く、一般的なシャンプーより泡立ちにくい設計なんです。
普段のシャンプーより、3~4倍多く使うのがポイント!
空気を混ぜ込むように泡立てる
カラーシャンプーを手にとり、空気と水を混ぜこむようにすると泡立ちがよくなります。
シャンプーが泡立つためには、空気と水が必要です。
頭皮や髪で泡立てるのは、摩擦ダメージの原因になるので控えましょう。
カラーシャンプーと普段のシャンプーを混ぜる
泡立ちをよくするには、カラーシャンプーと普段のシャンプーを混ぜるという方法もあります。
理想の割合は1:1。
ただ、普段のシャンプーを混ぜるとカラーシャンプーの色素が薄まってしまい、髪に色が入りにくくなってしまいます。
色素を薄めすぎないためにも、1:1以上の割合では混ぜないように注意しましょう。
【よく染まる方法】カラーシャンプーは泡立てないで使うと効果的
カラーシャンプーの染まりをよくするには、シャンプーをそのまま泡立てないで髪になじませる方法もおすすめ。
- シャンプー後、タオルドライ
- カラーシャンプーを髪になじませる
- 放置する
- 洗い流す
カラーシャンプーを使う前に普段のシャンプーをして、髪の汚れを落としておきます。
髪に余分な水分があると色の入りが悪くなるので、タオルドライもしっかり行いましょう。
カラーシャンプーを泡立てず、トリートメントのような感覚で髪につけていきます。
髪の状態を見ながら時間を置きましょう。
その後、色水が出なくなるまでしっかり洗い流してください。
- 2~3回にわけて塗る
- 通常の約3倍の量を塗る
- 髪をもみ込む
- 髪の根元までなじませる
色ムラにならないよう、通常より多い量を2~3回にわけて髪に馴染ませていきましょう。
根元までカラーシャンプーを行き渡らせ、髪をもみ込んで染料の浸透を促します。
そもそものシャンプーの使い方とは少し違いますが、しっかり色味が入るまではそのまま馴染ませる。
色味が髪に入ったら、泡立てて使うなどその時の髪の状態にあった使い方をするのもおすすめです。
【注意点】カラーシャンプーを使う時に気をつけること
カラーシャンプーを使用する際の注意点を4つ紹介します。
美しい髪色をより長く楽しむために、ぜひ参考にしてみてください。
基本はビニール手袋は使用しないでOK
カラーシャンプーは、基本的にビニール手袋なしで使用できます。
シャンプーはカラートリートメントに比べ染毛力は弱め。
ほとんどのカラーシャンプーは、洗い流すときに手の汚れも一緒に落とせます。
ただ、ネイルへの着色が気になる方などはビニール手袋を着用してくださいね。
使うタイミングは黄ばみが気になってから
ヘアカラー後、黄ばみが目立ってきたタイミングでカラーシャンプーを使用しましょう。
カラーシャンプーの使用目的は、退色防止です。
ヘアカラーをした翌日から使用しても、あまり効果は得られませんがホワイトなど淡い色味で染めた場合は色落ちが早いので、黄ばみが気になる前から使うのがおすすめ。
使用頻度は2〜3日に1度が理想
カラーシャンプーの使用頻度は、2〜3日に1回が理想です。
2~3日に1回使用することで色落ちがゆるやかになり、きれいに退色していきます。
退色が気になる方は毎日使用しても問題ありません。
ご自身の髪の状態に合わせて、継続的に使用しましょう。
放置時間の取りすぎに注意
カラーシャンプーは放置すればするほど着色する訳ではないので、放置時間はとりすぎないように注意しましょう。
長時間の放置は髪や頭皮を痛めてしまいます。
またカラーシャンプーの刺激は強くないですが、頭皮や髪へのダメージはゼロではありません。
ご自身の髪質にぴったりな、放置時間の目安を知っておきましょう。
- 髪が細い人・柔らかい人:5~10分
- 髪が太い人・硬い人:10~15分
髪が細い方はキューティクルがうすいので、染まりやすくダメージも受けやすいです。
放置時間のとりすぎには、特に注意してくださいね。
髪が太くて染まりにくい方も、最大15分までにとどめておきましょう。
白髪を染めたい場合には白髪用を使用する
カラーシャンプーと一言で言っても、色味の違いによって用途が違います。
- グレー・シルバー・パープル・ピンク
- 色持ちアップ
- 色を入れる
- 黄ばみ防止
- ブラウン・ブラック系
- 白髪を染める
- トーンダウン
白髪染めシャンプーと呼ばれる商品でも、実は明確な分類分けはなく染料の濃さで白髪用か通常用か決まります。
ご自身の用途に合ったカラーシャンプーを準備して、使用しましょう
【Q&A】カラーシャンプーの使い方に関するよくある質問
カラーシャンプー(紫シャンプー)を泡立てない方法でも髪は染まるの?
カラーシャンプーは泡立てなくても染められますよ。
- いつものシャンプーをする
- カラーシャンプーをなじませる
- 時間をおく
- 洗い流す
トリートメントの要領でカラーシャンプーを髪になじませます。
髪をもみ込んで、5~10分放置して洗い流しましょう。
ピンク系のカラーでもカラーシャンプーで色落ちを防ぐことはできる?
カラーシャンプーで、ピンク系の髪色もキープできますよ。
ピンクの色素が入ったカラーシャンプーを使いましょう。
市販でもピンクシャンプーは売られているので、ぜひ使ってみてください。
カラーシャンプー放置時にサランラップは必要?
基本的にサランラップはいりませんが、使うとより効果的です。
放置する際に髪に巻くと、保温効果でキューティクルが開いて色の入りがよくなります。
また髪が長い方はサランラップでまとめると、液だれを防止できますよ。
白髪を染めるなら、カラーシャンプーとカラートリートメントどちらがおすすめ?
カラーシャンプーが向くのは、以下の方です。
- 時短ケアしたい
- 自然な仕上がりがいい
- ムラなく染めたい
反対に、カラートリートメントがおすすめな方はこちら。
- しっかり染めたい
- 頭皮や髪をいたわりたい
カラートリートメントの方が、カラーシャンプーよりも染毛力は高めです。
ご自身の希望にあわせて選んでみてください。
おすすめのカラーシャンプーは?
おすすめの人気カラーシャンプーは以下の3つです。
- ホーユー カラーシャンプー
- フィヨーレ クオルシア
カラーシャンプー - kyogoku カラーシャンプー
どれもアミノ酸系の洗浄成分なので、カラーした髪をいたわって洗えます。
ピンクからアッシュまでそろっており、お気に入りのカラーをキープできるのが特徴。
ムラシャン(紫シャンプー、カラーシャンプー)の泡が消える原因は?
そもそもカラーシャンプーは色素の濃度が高いため、泡立ちにくいんです。
特にダメージ毛の方は髪が泡や水を吸収し、泡が消えてしまいます。
泡の持ちをよくするには、健やかな髪を育てるのが大切。
栄養成分の多いトリートメントでケアするなど、日々のヘアケアに力をいれましょう。
美容師がカラーシャンプーを嫌がる理由は?
カラーシャンプーの色素が髪にあると、美容院でうまく染まらないことがあるためです。
色素が邪魔をしてカラーが髪に入りにくくなったり、色ムラになったりする可能性があります。
美容院で染める2週間前には、カラーシャンプーの使用をストップしましょう。
ヘアカラーを暗くしたい場合、カラーシャンプーでできる?
暗めのカラーシャンプーを使い続けると、現状の髪色よりやや暗くできます。
ただ元から暗い髪色の方は、変化を実感しにくいです。
ムラシャンが泡立たない時のYahoo知恵袋の回答が知りたい。
Yahoo知恵袋で美容師の方が、以下のように回答されています。
そもそもムラシャン単品は泡立たなくて当たり前です。
普通のシャンプーと混ぜましょう。
カラーシャンプーを泡立てる方法はこの記事でも解説しているので、参考にしてみてください。
カラーシャンプーだけで染めるとどうなる?
カラーシャンプーは脱色効果がないので、暗い髪の場合ほとんど色は変化しません。
白髪ならカラーシャンプーで徐々に染めていけます。
その際は、白髪用のカラーシャンプーを使用しましょう。
カラーシャンプー(紫シャンプー)を使用する際、泡立てネットを使ってもいいの?
カラーシャンプーを泡立てるときに、泡立てネットを使用するのはOK。
泡立てネットを使うとモコモコ泡が簡単につくれます。
ただカラーシャンプーの色がネットにつく可能性があるので、洗顔用とは分けましょう。
アッシュカラーシャンプーとはどのようなシャンプーですか?
アッシュカラーシャンプーは、青い色素で髪のオレンジみを抑えてくれるアイテム。
以下のような方に、アッシュカラーシャンプーはおすすめ。
- 髪のオレンジみが気になる
- アッシュ系の髪色をキープしたい
- くすみカラーを保ちたい
アッシュの髪色をキープする際に、使用してみてください。
【まとめ】正しい使い方でカラーシャンプーを効果的に使おう
今回はカラーシャンプーを効果的に使用する方法を紹介しました。
- 正しい手順で使用する
- しっかり泡立てる
- 泡パックをして放置する
- 原液をそのまま馴染ませる
またカラーシャンプーの泡立ちをよくするポイントは、髪の汚れを落としておくこと。
ブラッシングや予洗いをしっかり行いましょう。
「カラーシャンプーを使用して毎日きれいな髪色を保ちたい!」という方のお悩みの解決になれば幸いです。