【シャンプー時のすすぎ方】すすぎ残しのないコツや時間をプロが解説【確認も簡単】
シャンプー前後のすすぎは見逃しがちなポイントですが実は重要。
すすぎ残しになれば良いシャンプーでもかゆみなどの原因にもなるし、シャンプー前にすすぎが甘ければ泡立ちは悪くなります。
今回は美容業界に10年以上いる髪のプロがシャンプー時のすすぎ方やコツ、すすぎ時間の目安について詳しく解説します。
いつもささっとすすいでいるけどすすぎ方ってコツとかあるの?
はい。シャンプーのすすぎはケアの基本で実は超重要です。あなたの髪の悩みはもしかしたら「すすぎ」をマスターすれば解決できるかもしれません。
- 頭皮のかゆみ
- シャンプーが泡立たない
- 首や背中ニキビ
10年以上美容業界にいる経験を生かして、解説していきます。
\ダメージ髪もツヤ復活。しっとり滑らか/
>破格すぎてスグ終わらないか心配・・
シャンプー前後のすすぎ残しはフケやかゆみの原因になるので注意
すすぎといっても「シャンプー前のすすぎ」と「シャンプー後のすすぎ」があります。
それぞれのデメリットを紹介でします。
シャンプー前のすすぎ方が悪いとコストがかかる
シャンプー前のすすぎはシャンプーを泡立てるためにとても重要。
1日活動したあとの頭皮は汚れや皮脂などが付着しており、しっかりとすすいでからでないとシャンプーは泡立ちにくくなってしまいます。
シャンプーが泡立たないからといってあなたはシャンプーをむやみやたらにプッシュ回数を増やしていませんか?
すすぎはしっかりとすることで泡立ちやすくなるのでそれだけで節約にもつながります。
【シャンプーが泡立たない原因】プロが解説する5つの原因と対策3選
3000円のシャンプーで過程してみると
プッシュ数 | シャンプー1回のコスト | 使用できる期間 |
---|---|---|
1プッシュ(3ml) | 30円 | 100日 |
2プッシュ(6ml) | 60円 | 50日 |
3プッシュ(9ml) | 90円 | 33日 |
シャンプー1プッシュの平均量は3mlと言われており、それを元に300ml/3000円のサロンシャンプーの平均価格で計算するとシャンプーのプッシュ数でこれくらいの開きがあることがわかります。
このシャンプーをさらに使い続けると過程すると1プッシュ違うだけで年間10000円がシャンプーにかかる金額として変動してきます。
もしあなたがシャンプーを何回もプッシュしてどばどば使っているならば「すすぎ方」をしっかりとすることでコスト面の改善もできます。
ちなみにショートは1プッシュ、ミディアムは~2プッシュ、ロングで~3プッシュまでに泡立てられるのが理想です。
もしもできていない場合はすすぎが甘い可能性が大・・・
コストも改善できるので見直してみましょう!
【正しいシャンプーの洗い方】絶対覚えたい7つのコツ【プロが解説】
シャンプー後のすすぎ残しはフケ・かゆみなど頭皮環境の悪化に
- かゆみ
- フケ
- 臭い
- 抜け毛促進など
女性・男性問わずシャンプーのすすぎ残しは頭皮環境悪化につながります。
シャンプーに含まれる成分には界面活性剤や植物エキスなど様々。
それらは全て洗い流すことを前提に配合されています。
シャンプーがすすぎ残しで頭皮に残った場合、酸化して取りにくい汚れに変化したり、毛穴をつまらせたり、炎症をおこしてかゆみの原因になったり。
それらが複合することで最終的に抜け毛の原因にも。
特にトリートメントや一部のシャンプーに含まれるカチオン界面活性剤はシャンプーに配合されるアニオン界面活性剤よりも吸着しやすい。
そのためシャンプー後のすすぎは余計にしっかりとする必要があります。
【頭皮のかゆみの原因と対策】プロが教える頭皮の痒みの解決方法2選
【原因と症状別の選び方も解説】フケ・かゆみ対策におすすめな市販シャンプー特集
もしも、現在すすぎ残しやシャンプートラブルがある場合は下記記事もご覧ください。
シャンプーは1本だけでなく2本使いした方がトラブルを回避しやすくなります。
【すすぎ残しのないすすぎ方】今すぐできるコツを紹介
基本的にすすぎ方はシャンプーの前後ともにかわりません。
ですが、洗い残しは様々な頭皮トラブルの原因となりますので、シャンプー前よりもシャンプー後のすすぎはより時間をかけて丁寧に流すようにしてください。
顔を上向いた状態でシャワーを頭に流していくことで頭皮全体にシャワーのお湯が行き渡りやすくなります。
お湯が流れていない部分は首を傾けたりしながら、全体にお湯が行きわたるようにすすぎましょう。
シャンプー前にも指の腹を使って頭を洗っていきます。
頭皮は爪を立てると傷ができる恐れがありますのでやさしく丁寧にこするようにしてください。
この時にシャワーを頭皮に対して垂直に当てて、お湯が当たっている部分をこするようにすることで効果的に洗うことができます。
シャンプーの前後共に流しにくい部分までしっかりとすすぐようにしていきましょう。
襟足や耳周りは皮膚が薄くシャンプーが残っていると頭皮トラブルになりやすい部分です。
特にシャンプー後のすすぎでは、こういった流しにくい部分までしっかりとすすいであげることで頭皮トラブルを防ぐことができます。
すすぎの時間の時間もチェックしてすすぎ残しを防ぐ
しっかりと流れてさえいればはっきり言って時間は関係ないです。
その際に指の腹で頭皮をマッサージするようにこするのもお忘れなく。
シャンプーのすすぎ方とすすぎ残しがないか確認するQ&A
どこまですすいでいいかわかりません
ぬるつきがなくなるまでしっかりとすすいでください。
すすぎすぎは良くないですか?
確かに濡れている状態はキューティクルが開いて傷みやすい状態なのでがしがしとすすいでは髪に負担を与えます。
しかし、僕は10年以上美容業界で仕事してきてすすぎすぎている人なんてほとんど見たことないですし、すすぎ残しによるトラブルの人の方が圧倒的に多いです。
そこまで神経質にならずにシャンプーやトリートメントが地肌に残ったままにならないようにしっかりとすすぐとよいかと思います。
すすぎ残しで背中ニキビになりますか?
はい。これはロングの人多いですね。シャンプーよりもトリートメントが原因です。
トリートメントにはシャンプーよりも刺激性の強いカチオン界面活性剤が使われています。
これは濡れることによってマイナスに傾いた髪の毛の電気をプラスの電気ですべりをよくしてあげる成分なのですが、しっかりとすすいであげることが必要です。
最後には付着した背中や首も入念にすすいでおきましょう。
まとめ|【シャンプー時のすすぎ方】すすぎ残しのないコツや時間をプロが解説【確認も簡単】
せっかく良いシャンプーで頭皮や髪の毛のケアをしていても間違ったすすぎ方では逆効果ですし、コスト面においてもマイナスです。
すすぎ方をしっかりと見直して綺麗な頭皮と髪の毛にしていきましょう。
たくさんの種類のシャンプーを扱ってきた中で優秀だと感じたものを取り上げてランキング記事も書いていますのでよければそちらもご参考ください。