白髪染めトリートメント使い方|染まらない人必見!良く染まるやり方を美容師が解説
髪や頭皮にほとんどダメージを与えず、優しく白髪をカバーすることができる白髪染めトリートメント。
髪が傷まないという大きなメリットを持つ優秀なアイテムですが「しっかり染まらない」「色付きが物足りない」といった不満の声が多いのも事実。
もしかしたら間違った使い方をしていて、余計に染まりが悪くなっているのかも・・。
今回は、白髪染めトリートメントの使い方や良く染まるやり方について美容師が詳しく解説していきます。
「いつも白髪染めトリートメントでうまくいかない」と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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白髪染めトリートメントの良く染まる使い方
白髪染めトリートメントでしっかり白髪を染めるには、5つのポイントを意識することが大切です。
順番に解説していきますね。
使い方①クレンジングシャンプーで洗う
白髪をしっかり染めるためには、白髪染めトリートメントを使用する前にクレンジングシャンプーでしっかり汚れを落としましょう。
普段から白髪の染まりが悪い人は、汚れが過酸化皮質となり染料の定着を邪魔している可能性があります。
過酸化脂質とは?
酸素に触れ続けた皮脂が酸化し落ちづらくなっている状態。通常の洗浄では落ちなくなる。
テーブルに飛んだソースもすぐに拭けば取れるけど、何日も放置すると取れなくなるよね?過酸化脂質のイメージはそんな感じ。
過酸化皮質の他にも、スタイリング剤やヘアケアアイテムに含まれるシリコンが影響して染まりが悪くなることも。
クレンジングシャンプーは過酸化皮質だけでなく残留物など通常のシャンプーで落としづらい汚れもしっかり洗い流してくれるので、白髪染めトリートメントの染まり具合を改善してくれる可能性があります。
使い方②万遍なく白髪染めトリートメント塗る
なんだか使いすぎている気がして、ついつい白髪染めトリートメントの使用量を少なくしていませんか?
もし自覚があるなら今すぐ改善するべき・・!
白髪をカバーする上で、薬剤の量はたっぷり使うくらいでちょうどいいんです。
多すぎて染まり上がりに問題が起こることはほとんどありませんが、少ないとデメリットがたくさんあるんです。
- 染まり上がりにムラができる
- 白髪に色は付くけど薄付き
- 染まっていないところが出てくる
もし仕上がりに不満があってもう一度染めるとなれば、手間もかかるし結局使用量がかさんでしまいます。
一度のカラーで白髪にしっかり色付けるためには白髪の上にたっぷりとトリートメントを乗せ、塗布量が少ないと感じる部分にはさらに付け足すくらいの勢いで使いましょう。
使い方③放置時間を置く
白髪染めトリートメントはキューティクルを開いて染料を入れ込むわけではないので、定着に少し時間がかかります。
メーカー推奨の指定時間をしっかり守り、それでも染まり上がりが甘いようだったら+10分ほど時間を置いてみましょう。
通常の白髪染めだと時間を置けば置くほど髪のダメージが進むけど、白髪染めトリートメントだと心配ありません。
使い方④しっかりと洗い流す
時間を置いたら、お湯が透明になるまでしっかり流しましょう。
頭皮に白髪染めトリートメントの染料が残っているとタオルに汚れが付着する可能性もあります。
トリートメント成分は髪や頭皮に残りやすいので、最低でも3分流してね!
使い方⑤しっかりとヘアドライ
髪を濡れたまま放置すると髪が不安定な状態になり、染料成分が流れ出てしまうリスクもあります。
白髪染めトリートメント後はなるべく早めに、根元からしっかり乾かすようにしましょう。
濡れたまま放置すると、せっかくきれいに染まったのにすぐに色落ちする原因になるから注意してね。
メンズや短髪の場合の白髪染めトリートメント使い方
髪が長いと白髪染めトリートメントを付けた髪同士が密着するので、染料成分がより定着しやすくなります。
しかし髪が短い男性やショートスタイルの女性の場合、髪がバラバラと離れやすかったりトリートメントを弾きやすいので染まりが甘くなりがちに。
髪が短い人でもしっかり白髪染めトリートメントを髪に密着させ白髪に色付けするためには、
- たっぷり使う
- ツーブロックや刈り上げ部分は乗せるようにして塗る
- 粗めのコームで髪を梳かして全体に馴染ませる
- ラップで髪を包む
- 顔まわりの短い髪はコットンやペーパーで押さえて貼り付ける
これらのポイントを意識するようにしましょう。
白髪染めトリートメント使う時あると便利なもの
白髪染めトリートメントで白髪を染めるときに、以下のアイテムが揃っているとよりきれいに仕上がります。
必ずいるわけじゃないけど、効率を良くしたりクオリティを高めたい人はぜひ用意してみてね。
準備①カラー手袋
白髪染めトリートメントによっては、染料が濃く素手で塗布すると爪や手のひらが染まってしまうものがあります。
染まっても1〜2日で取れる場合がほとんどですが、気になる人は使い捨てのカラー手袋を用意しましょう。
ブカブカなものより手にフィットした手袋だと、塗布がしやすいからおすすめ!
準備②汚れても良いタオル
白髪染めトリートメントは染料が髪の中に浸透しているわけでなく髪表面に付着しているだけなので、髪が濡れていると染料が浮き出てタオルや服に色移りする可能性があります。
白髪染めを行った当日は色の付いた水が毛先から垂れてくる可能性がより高いので、汚れても良いタオルを1枚用意しましょう。
準備③ブラシ(コーム)
しっかり全体に白髪染めトリートメントを馴染ませたつもりでも、髪をめくった中側・うしろは塗布ができていないことが多くムラになることも。
もみあげ・額・顔まわりといった生え方にくせがある部分も染め残しが起こりやすいよね。
塗布が終わってから最後の仕上げとして全体的に白髪染めトリートメントを馴染ませるために、ブラシを1本用意しておくと便利です。
ブラシの目が細かすぎると髪が引っ張れてしまい傷んでしまうので、目が粗いものを選びましょう。
白髪染めトリートメント使い方のよくある質問
白髪染めトリートメントで美容室でのカラーに影響はないの?
白髪は問題なく染まりますが、白髪染めトリートメントの色味と混ざる可能性があります。心配であれば美容師に「白髪染めトリートメントを使用している」と伝えるようにしましょう。
白髪染めと白髪染めトリートメントの違いは?
白髪染めは髪表面のキューティクルを開き、髪の奥まで染料成分を浸透させます。白髪染めトリートメントは髪表面に染料成分を吸着させて発色します。髪表面でしか色が定着していないので色持ちは劣りますが、髪へのダメージはほとんどありません。
白髪染めトリートメント使用頻度はどれくらい?
メーカーによって違いますが、3〜7日ペースでの使用を推奨されていることが多いです。
【商品別】白髪染めトリートメントの使い方記事
まとめ|白髪染めトリートメント使い方|染まらない人必見!良く染まるやり方を美容師が解説
髪と頭皮に優しく、ダメージをほとんど与えない白髪染めトリートメント。
ちらほら白髪が気になり始めた人・白髪染めの間の繋ぎとして使いたい人・髪へのダメージを抑えたい人に愛用されています。
白髪染めと比べると色持ちや発色は劣るものの、正しく理解して使うことでデメリット以上のメリットを発揮してくれる便利なアイテムです。
「いつも白髪染めトリートメントでうまく染められない」「気になっているけどどうやって使うんだろう?」と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。