【使い方】ヘアオイルの付け方・つけるタイミングを徹底解説【朝?お風呂上り?】
ヘアオイルは、お風呂上がりのヘアケアやスタイリング剤としても使えるアイテム。
しかし効果的な正しい使い方や「ヘアオイルのつけるタイミングの正解が分からない・・」という方も多いのではないでしょうか?
- ヘアオイルの正しい付け方は?
- ヘアオイルの適量や頻度は?
- ヘアオイルを付けるタイミングはいつ?
結論から言うと、使用するタイミングは朝や夜がおすすめ。
しかし、多めの量を付けてしまったり、ヘアアイロンの直前に使ってしまうと、髪がベタついたり逆にダメージを与えてしまう場合も。
ヘアオイルを効果的に使うためにも、正しい付け方や付けるタイミングを詳しくご紹介します。
【ヘアオイルの種類で使い方が違う】ヘアケア用とスタイリング用で使い分けよう
代表的なヘアオイルとしては、植物油ヘアオイルと鉱物油ヘアオイルがあります。
オイルの種類 | 特徴 |
---|---|
植物油ヘアオイル | ヘアケア用 天然由来成分 髪や頭皮に優しい |
鉱物油ヘアオイル | スタイリング用 水分を閉じ込める ツヤが出て指通りもよくなる |
ヘアオイルの種類は、ヘアケアに適したもの・スタイリングに適したものがあり、用途によって使い分けることで効果的なケアが可能です。
植物油へアオイル
植物油ヘアオイルは名前の通り天然由来の植物油を使用したオイル。
椿油・ホホバオイル・アルガンオイルなどがあり、重すぎない軽い使用感が特徴で、ヘアケアに向いています。
- 栄養がたっぷり
- ダメージ補修が可能
- 保湿効果がある
- 頭皮に負担がない
- マルチに使える商品も
100%植物由来のオイルは、髪だけではなく肌のケアも一緒にできる商品も。
植物油ヘアオイルのヘアオイルはケアした後、残ったオイルで手や指先の保湿もできるのでとっても便利です。
鉱物油ヘアオイル
鉱物油ヘアオイルは、廃油を脱色し精製、不純物を取り除いた純度の高い油のこと。
特に、スタイリングに適したヘアオイルです。
廃油や鉱物性ヘアオイルと聞くと、肌や髪に悪そうと感じる方もいらっしゃると思います。
ですが、鉱物油はワセリンやベビーオイルに使用されている成分でもあるんです!
鉱物油ヘアオイルは、しっとり重めの仕上がりで、ヘアケアよりもスタイリング性を重視する方におすすめです。
- 髪をコーティング
- 外敵刺激から保護
- ツヤのある仕上がり
肌や髪への浸透性がなく髪にしっかりと残り、表面をコーティング。
しっとりした使用感で、髪にダメージのある方もツヤとまとまりのある髪に整えます。
【朝】乾いた髪・スタイリングにヘアオイルの付け方・付ける方法
ヘアオイルを朝のスタイリングに使用する時の使い方を紹介していきます。
正しい手順で、ツヤのある髪に仕上げていきましょう。
ヘアオイルを適量馴染ませる
ヘアオイルを適量を取り手のひらで温めてから、髪全体に軽く馴染ませます。
塗布する量は1滴〜2滴の少しの量でOK!
先にヘアオイルを馴染ませることで、髪の表面がなめらかに整い、ブラッシングによる髪の毛の絡まりや摩擦を抑え、切れ毛のリスクを軽減することが可能です。
ブラッシングする
ヘアオイルを軽く馴染ませた後、優しくブラッシングしていきます。
ブラッシングは髪の絡まりを解き、キューティクルを整える効果も。
髪が絡まっている場合は優しくほどき、髪が切れてしまわないように注意しましょう。
毛先から髪の中間まで馴染ませる
手に取ったヘアオイルを、毛先を中心に中間まで手ぐしでとかすように馴染ませます。
- 手のひらの体温で温める
- たっぷり付けすぎない
- 乾燥が気になる箇所は付け足す
使用するヘアオイルの量は、髪の長さに合わせて調節します。
塗布する量が多すぎると、髪全体が重くなり、スタイリングが上手く決まらなくなる可能性も。
また髪の根元につけてしまうとベタつきの原因にもなってしまうので、要注意。
一度にたっぷり付けずに、乾燥の気になる箇所に付け足していくとバランスの良い仕上がりになります。
スタイリングするように整える
最後に、お好みのヘアスタイルになるように整えます。
前髪を整える場合は、手のひらに残ったオイルで整えていきましょう。
指先で少量ずつつまみ、束感を出しますのがポイント。
前髪はヘアオイルをたくさんつけるとベタついた印象になってしまうので、ツヤが出る程度にとどめておきましょう。
【夜】お風呂上がり・ヘアケアとしてヘアオイルを付ける方法
お風呂上がりの濡れた髪へ使う方法を紹介します。
濡れた髪はどんどん水分が蒸発し、乾燥していくのでヘアオイルですぐにケアを開始しましょう。
髪を洗った後タオルドライをする
お風呂上がりに、タオルドライで余分な水分を優しく拭き取ります。
ある程度髪を乾かしておくとヘアオイルが髪に浸透しやすく、効果も十分に発揮できる状態になります。
適量を手に取る
ヘアオイルを適量、手取ります。
ヘアオイルの付けすぎは、髪のベタつきに繋がります。
塗布する量に迷ったら、少しずつ量を付け足していくのが安心です。
手に馴染ませる
適量を手に取った後は、体温で温めるように手に馴染ませます。
体温で温めておくとヘアオイルの伸びがよくなり、より髪に馴染ませやすくなります。
また、髪全体にムラなく付けるには、指の間までヘアオイルを馴染ませておくのがポイントです。
髪の中間から毛先にかけて揉み込むように馴染ませる
適量を手に馴染ませたら、優しく揉み込むようにしてしっかりと浸透させます。
付ける箇所は、ダメージやパサつきが気になる髪の毛先から中間あたりまで。
髪の根元にヘアオイルを付けてしまうと、頭皮トラブルを引き起こしたり、ボリュームダウンに繋がってしまうのでご注意ください。
コームを使って全体に均等に馴染ませる
コームを使って髪全体にヘアオイルを馴染ませます。
実は手で馴染ませるだけでは、ヘアオイルを均等に塗布できていない場合も。
コームは、荒い目のものを使うのがおすすめ。
髪全体に満遍なく馴染ませた後は、最後にドライヤーで乾かせば完了です。
【使う時の注意点】ヘアオイルの適切な量・使用頻度を解説
より理想の仕上がりに近づくためにも髪質に合ったヘアオイルや適切な量、頻度で使用しましょう。
髪質にあったヘアオイルを使う
ヘアオイルを選ぶ際は、髪を効果的にケアするためにも髪質や髪の悩みに合わせたものを選びましょう。
髪が細い猫っ毛の人は軽い仕上がりの植物性オイルを選びましょう。
植物性オイルは、重くなりすぎず柔らかな仕上がりが特徴で保湿・補修力ケアが可能です。
また、硬い髪の方・ダメージ毛の方は、スタイリング効果の高い鉱物性オイルが含まれたヘアオイルを使いましょう。
しっとり重めの使用感が特徴なので、広がりやすい髪もまとまりのいい髪に仕上げます。
植物油と鉱物油が一緒に配合されている商品もあるので、自分に合ったヘアオイルを選んで効果的にケアをしていきましょう。
使用頻度は毎日でもOK
ヘアオイルは、毎日使用しても特に問題はありません。
髪が痛んでいると、キューティクルが剥がれやすい状態になり、毛髪内の水分・栄養が簡単に流出してしまいます。
ヘアオイルは保湿・補修ケアが行えるので、普段からヘアアイロンやヘアカラーをしている方は、毎日使用した方がメリットが多いです。
しかし毎日ヘアオイルと髪が重いと感じる方は、使用頻度を減らし調節をしていきましょう。
2日に1回・3日に1回など髪の状態を見ながら使用してくださいね。
髪の長さに合わせて適量をつける
油分が主成分のヘアオイルを大量に付けると、ベタついてしまい、髪から清潔感が失われてしまいます。
ヘアオイルの適量は、基本的にはパッケージに書かれている目安通りに使ってください。
ヘアスタイル | 目安の量(プッシュタイプの場合) |
---|---|
ショート・ボブ | 1〜2プッシュ |
ミディアム・セミロング | 2〜3プッシュ |
ロング | 3〜4プッシュ |
毛量が多い方やパサつきが気になる場合は多めに使用する必要がありますが、大量に使いすぎないよう注意しましょう。
ヘアオイルは朝と夜の両方の使うのがおすすめ
ヘアオイルは朝と夜のタイミングで使用するのがおすすめです。
朝はスタイリング用のヘアオイルを、夜は保湿や補修効果の高いヘアオイルを使い分けるのがベスト。
朝使用するスタイリング用のヘアオイルは、UVケアができるものだとさらに安心。
紫外線による髪へのダメージや乾燥を防ぐことができるので、屋外に出る機会の多い方にも◎
また夜使用するヘアオイルは熱から髪を守ってくれる「エルカラクトン」が配合されたヘアオイルもおすすめです。
ドライヤーやヘアアイロンの エルカラクトンとは?熱に反応する毛髪補修成分
ヘアアイロンをした後にヘアオイルを付ける
ヘアアイロンを普段から使用する方は、ヘアアイロンで髪を整えた後にヘアオイルを使用しましょう。
アイロン前に付けると、成分によっては熱によるダメージを増幅させてしまう場合があります。
また、オイルが髪に膜を作り、ヘアアイロンの熱が髪に届きにくくなり、スタイリングが難しくなる場合も。
ヘアアイロン前にオイルはNG
ヘアアイロン前にオイルを使用するのは、ダメージの原因にもなり得るため、おすすめできません。
ただし、一定のダメージを許容することができ、スタイリング後の質感が気に入ってる方はそのまま使用していただいても大丈夫です。
その場合、熱に反応する毛髪補修成分配合のものやヘアアイロン専用のヘアオイルを使用するようにしましょう。
【つけるタイミング一覧】朝・お風呂上り・ヘアオイルセットと使い方は色々
ヘアオイルは、他にも使用できるタイミングがいくつかあります。
普段のケアにヘアオイルをプラスするだけで、いつもよりスペシャルなケアになります。
シャンプー前に髪に馴染ませる(リバースケア)
シャンプー前にトリートメントを行う「リバースケア」を取り入れることで、髪を潤いやツヤのある髪へと導きます。
さらにシャンプーによるカラーの退色を予防する効果も。
- オイルを毛先と頭皮に馴染ませる
- トリートメントを行いすすぐ
- シャンプーで洗いすすぐ
- 再びトリートメントを行う
ヘアオイルは、髪全体に塗ると重くなり過ぎてしまうので毛先・頭皮とポイントに塗布するようにしましょう。
髪にオイルを塗る際、頭皮マッサージと血行促進にもつながります。
リバースケアを行なった後は、いつもより入念にすすいでいきましょう。
すすぎ残しが多いとかゆみなどの症状に繋がり、かえって頭皮環境を悪化させてしまう場合があるので注意が必要です。
トリートメントにプラスして保湿力アップ
トリートメントにヘアオイルをプラスすると、オイルの保湿力・トリートメントの栄養補給力が組み合わさり、いつもよりスペシャルなケアが可能です。
- 通常通りシャンプーをする
- トリートメントを手に取り、オイルを垂らす
- 手のひらで混ぜ髪全体に馴染ませる
- 洗い流す
トリートメントは髪の長さや量に合わせて適量を使い、ヘアオイルは2〜3プッシュ程度を目安に混ぜましょう。
量を多くしすぎると、髪がベタついたり重くなったりすることがあるので、2プッシュから髪の状態に合わせて調節。
髪に馴染ませた後、コームで解かし1〜2分放置するとより効果を高めることができます。
お風呂上がり
お風呂上がりのドライヤー前にヘアオイルを使用すると、熱や摩擦から守ってくれる効果が期待できます。
- シャンプー後、髪をしっかりタオルドライする
- ヘアオイルを手に取り、手のひらに馴染ませる
- 髪を手のひらで握るようにして馴染ませる
- ドライヤーで髪を乾かす
髪を乾かした後も仕上げとして、ダメージが気になる部分にヘアオイルを重ね付けすると、より一層ツヤのある髪に仕上がりに。
特に広がりやすい髪やパサつきが気になる髪には、ボリュームを抑えてくれる効果も発揮してくれますよ。
スタイリングの仕上げとして
スタイリング剤としても使用できるヘアオイルなら、ヘアワックスやスプレーなどに比べて軽やかな仕上がりに。
- ヘアオイルを適量馴染ませる
- ブラッシングする
- 毛先から髪の中間まで馴染ませる
- スタイリングするように整える
ヘアオイルは、ケアをしながらほどよいツヤ感・束感を出せたり、広がりを抑えたりと自由自在。
また、UVケアができるヘアオイルを選べば、紫外線からのダメージから守ってくれます。
【Q&A】ヘアオイルの使い方に関するよくある質問
メンズにおすすめのいい匂いがするヘアオイルは?
ヘアケアをしながら香りも楽しめるような商品をご紹介します。
- NILE ヘアオイル メンズ 洗い流さないトリートメント エアリーライト:アップルフラワーの香り
- ISM(イズム) へアオイル モアナブルー:シトラスマリン
- MENON ヘアオイル メンズ 100ml 洗い流さないトリートメント:ホワイトフローラルの香り
甘すぎず、爽やかな印象を与えてくれるような商品となっています。
ただし、ヘアオイルを付けすぎてしまうと匂いも強くなってしまうので、パッケージに記載されている使用量に従ってご使用ください。
メンズでも使えるくせ毛におすすめのヘアオイルは?
メンズでも使えるくせ毛のおすすめのヘアオイルは以下の通りです。
- ナプラ N.(エヌドット) ポリッシュオイル
- THREE(スリー) スキャルプ&ヘア リファイニング トリートメント オイル R
- ダヴィネス オイ オイル
くせ毛でお悩みの方は、髪を柔らかくする作用のある植物オイルを配合しているものがおすすめです。
パッケージもシンプルで、男性でも使いやすい香りの商品となっています。
メンズパーマをかけててもヘアオイルは使える?使い方は?
メンズパーマをかけている方でもヘアオイルは使用可能です。
むしろ、パーマ特有のパサつきを抑えたり、スタイリングをしやすくしてくれたりと使用することでさまざまなメリットがあります。
1プッシュ程度の量で仕上がりがぺたっとしてしまう場合は、0.5プッシュで使用してみてください。
ヘアオイルの濡れ感のある付け方を教えて。
濡れ髪の作り方の手順は以下の通り。
- オイルを手になじませる
- 髪の内側から手を入れる
- 手に残ったオイルを表面や前髪に付ける
オイルをはじめからたっぷり付けるのではなく、少しずつ毛先からなじませてスタイリングしてみてください。
前髪は最後にオイルを付けるのもポイントです。
ショートヘア向けのヘアオイルの使い方を教えて。
ショートヘア向けのヘアオイルの使い方は以下の通り。
- 手にオイルを馴染ませる
- 内側から中間毛先にオイルを付ける
- コームで解かす
- ほぐして自然な流れを付ける
髪の根元にオイルがついてしまうと、ぺたっとした印象になってしまうので注意してください。
ポイントは、もみあげと襟足までしっかりとオイルを付けること。
髪全体にまとまりが出て、きれいな仕上がりになります。
メンズでも使えるサラサラしたタイプのヘアオイルは?
メンズでも使えるサラサラとしたタイプのヘアオイルを3つご紹介します。
- ナプラ N.(エヌドット) シアオイル
- SHIRO サボン ヘアオイル
- パンテーン エフォートレス UVカット ヘアオイル
ご紹介した商品は、どれもベタつかずサラッと軽い使い心地。
パッケージや香りは男性でもお使いいただけるようなシンプルで爽やかなタイプの商品となっています。
メンズにもおすすめの朝・夜どっちにも使えるヘアオイルは?
メンズにもおすすめの朝・夜どちらにも使えるヘアオイルをご紹介します。
- ボタニカルヘアオイル ダメージケア/BOTANIST(ボタニスト)
- ディープモイスト ヘアオイル 3.0/& honey(アンドハニー)
- エルセーヴ エクストラ オーディナリーオイル エクストラ リッチ フィニッシュ/ロレアル パリ
ヘアオイルは、基本的にスタイリング、ヘアケアどちらにも使えますが、ご紹介した商品は、どれもドラッグストアなどで手軽に購入できる商品となっています。
金額も手頃なので、毎日使ってもまたいつでも購入できる点でおすすめです。
メンズでも使えるセット力のあるヘアオイルは?
しっかりとセットしたい時におすすめなヘアオイルは以下の通り。
- トラック オイルNo.3
- ホーユー NiNE(ナイン) マルチスタイリングオイル リッチ
- ダヴィネス オーセンティック オイル
ワックス程しっかりとはスタイリングできませんが、しっとりとしたテクスチャーで、毛束感を出したい時におすすめです。
パッケージもシンプルなタイプなので、男性でも使いやすい商品となっています。
【まとめ】ヘアオイルの正しい使い方で効果的に髪をケアしよう
ヘアオイルは、朝のヘアセット時にも、お風呂上がりのヘアケアとしてもお使いいただけるアイテムです。
- 髪質に合ったヘアオイルを使う
- ヘアオイルは付けすぎない
- 朝・夜のタイミングでつける
- ヘアオイルは使い分けする
植物油ヘアオイルはヘアケアに、鉱物油ヘアオイルはスタイリング時に使用するのがおすすめ。
それぞれの特性を生かし使い分けることで、より理想のスタイルに近づけることができます。
また、ヘアオイルは毎日使っても髪や頭皮に問題はありませんが、多めの量を付けてしまったり、ヘアアイロンの直前での使用は控えましょう。
ぜひ今回ご紹介したヘアオイルの正しい使い方を参考に、理想の仕上がりを目指してみてください。