【美容院で初めて髪を染める人へ】初ヘアカラーの注意点をプロが解説
人生で初めて美容室でカラーをするというあなたにこれだけは覚えておいてほしいという注意点を3つだけ紹介します。
ヘアカラーはあなたのファッションや好みに変えられる非常にビジュアル面を左右する要素。
せっかく美容室で初めてカラーするのだから失敗しないようにしたいところですよね。
あるポイントを抑えておけばあなたの好みの髪色に担当美容師さんに注文できるようになりますよ。
美容院で初めて髪を染めるんだけど何か気を付けたほうがいいことってある?
ヘアカラーも迷っててうまく伝えられるか自信がありません。
初めて美容室でカラーするときはみんな同じように悩んでいます。
美容室で染める際に
「来店前の注意点」
「来店時の注意点」
「美容室のヘアカラーの流れ」
「初カラー後のケア」
とそれぞれわかりやすく解説していきます。
\ダメージ髪もツヤ復活。しっとり滑らか/
>破格すぎてスグ終わらないか心配・・
【美容院で初めてのヘアカラー】来店前のチェックポイント
この3つを事前にチェックしておくことで当日美容院でのヘアカラーがスムーズにいきます。
ヘアカラーの成分にアレルギーがないか
ヘアカラーの予約を入れたい美容室に
「初めてのカラーなのでパッチテストをしたい」旨を伝えましょう。
髪を染めるヘアカラー剤には、アレルギー反応をまれに起こすジアミンと呼ばれる成分が含まれています。
実際に反応を起こす人は多くありませんが、初めての人の場合はパッチテストを行うことで自分がアレルギーがあるかどうかチェックすることができます。
過去にヘアカラー経験のある方は大丈夫ですが、はじめてのヘアカラーの際は予め「初めてのヘアカラー」だということを伝えておくことでパッチテストを受けられます。
パッチテストはヘアカラーに使う薬剤を絆創膏などで貼り付けてアレルギー反応を起こさないか確認する方法で2日間ほど様子を見ます。
ヘアカラーはパッチテスト後(2日後)に行うことになりますので事前に美容院に申し出ましょう。
事前のシャンプーはやめておこう
美容院に来られるお客様の中には、「綺麗にしていかなきゃ」という思いから事前にシャンプーをしてから来店される方も見えます。
事前のシャンプーはヘアカラーの際には注意が必要。
薬剤に含まれる成分の刺激は皮脂でブロックしてくれるのですが、事前にシャンプーをしてしまうとダイレクトにうけることになります。
お肌の強い方はそれでも大丈夫ですが、乾燥しやすい方などは事前のシャンプーは控えた方が〇
頭皮から分泌される天然の皮脂はヘアカラーの刺激を和らげるクッションの役割を担うので、シャンプーをしてからだと皮脂が落ちている(クッションがない)状態で施術に入ることで痛みやかゆみが起こる可能性を高めてしまいます。
美容院のヘアカラーは低刺激なものが多いですが、万が一に備えて事前のシャンプーは行わず来店するようにしましょう。
敏感肌、乾燥肌の人は特に意識したいポイントです。
オーダーの色味を事前にビジュアルで準備
初めてのヘアカラーをオーダーする時には、希望の色味をうまく伝えられるか不安だと思います。
どんなテイストが好みか複数ビジュアルイメージを持っていくと美容師にも伝わりやすいです。
言葉のみでは色味を正確に伝えるのは難しいです。
例えば希望色がアッシュだとしてもあなたの思うアッシュと担当美容師が思うアッシュとでは色の濃さや明るさにズレが発生しやすい。
最近ではインスタグラムなどでヘアカラーの写真を載せている美容師も多いのでSNSなどを活用して事前にいくつか希望に近いヘアカラーの画像を準備しておくと当日のヘアカラーのカウンセリングがスムーズにいきます。
【美容院で初めてのヘアカラー】来店時のチェックポイント
- 「服装」
- 「料金や時間の確認」
- 「ヘアカラーの仕上がりについて」
服装
美容室でプロが染める場合はあってはならないことですが、ごくまれにお客様の大切な洋服をカラー剤で汚してしまうというケースがあります。
この場合は、施術に入る前に襟元にワンクッション入れたりと美容院側で工夫をしてくれるケースがほとんどですが万が一に備えて施術しやすく汚れても気にならない洋服で来店することをおすすめします。
例えば、首の詰まったタートルネックやシャツ、だぼっとしたパーカーなどは美容師側としても施術しにくい洋服だと感じるのでなるべく避けることが無難だと思います。
料金や時間の確認
初めて髪を染める場合は、薬剤の作用が思ったより効きづらかったり、希望の明るさまでなかなか脱色できないことも。
実は黒髪から初めてのヘアカラーは美容師側も色味のコントロールが少し難しいのです。
そのため思ったよりも時間がかかってしまうケースなどもあるため事前に確認しておくとそのあとの予定に余裕をもつことができるでしょう。
また、初めてのヘアカラーの際にブリーチでの施術をされる方も見えますが通常のカラーと違い行程も増えるため料金もカラー2回分となる美容院がほとんど。
お会計時に「思ったよりも高い」といったことがならないようカウンセリングの最後に料金も確認しておくことをおすすめします。
ヘアカラーの仕上がりについて
ヘアカラーの仕上がりを見て万が一、「希望と違う」といったことがある場合はしっかりと伝えましょう。
ほとんどの美容院では1週間~10日程はお直しの保証をしているはずです。
あなたの初めてのヘアカラーが後悔のないように、違和感を感じたら担当の人と話してお直しを申し出ましょう。
美容院での初めてのヘアカラーの流れ
- カウンセリングでヘアカラーのイメージ共有
- カラー塗布
- 放置時間(10分~30分)
- シャンプー
- ブロー
- 仕上がりを確認
放置時間は使用している薬剤やメーカーによって異なりますが放置時間があるので、その間「頭皮が痛い」「ピリピリする」といったことがあれば担当美容師に相談しましょう。
痛みに耐えられない場合は、頭皮の状態を優先してすぐに薬剤を流したり、そうでない場合でも空気が入る隙間を作ってあげることで痛みを緩和したりすることもできます。
初めてのヘアカラーの際は、不安なことも多いでしょうからその都度担当美容師に相談すると快く応じてくれるでしょう。
【美容院での初めてのヘアカラー】その後のケアについて
ヘアカラーは髪を綺麗に見せることのできる施術ですが同時にダメージも伴います。
また、ヘアカラーは髪の毛の内部に存在するメラニン色素を脱色し色素沈着させることで発色する施術ですので時間経過とともに色落ちが発生します。
このダメージと色落ちを防ぐためには自宅での髪のお手入れ(ホームケア)が必要です。
ホームケアにはシャンプー・トリートメント・アウトバストリートメントなどがありますが、ケアで一番に気使っていただきたいのがシャンプーです。
なぜなら、シャンプーにはものによってかなりの品質差があり粗悪なものだとカラーの色落ちを早めてしまうから。
特に色持ちを良くするにはヘマチン配合シャンプーがおすすめですが、すこしくせのあるアイテム。
なので難しければ市販でも大丈夫なのでアミノ酸系シャンプーをえらびましょう。
【美容院での初めてのヘアカラー】Q&A
- ヘアカラー前のカウンセリングでこちらから伝えた方がいいことは他にもありますか?
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はい。
黒染めの履歴やストレートパーマなどをあてたことがある人は事前のカウンセリングで伝えるようにしてください。黒染めやストレートパーマをしている髪は綺麗に染まりづらくなる場合があります。特に黒染めの場合、1回のヘアカラーでは明るくできないことがほとんどでブリーチを使ったダブルカラーでないと明るさを出すのが難しくなります。
美容師側も確認はするでしょうが、こちらから伝えておくとスムーズにすすみます。
- 最初は「希望色よりも暗めに染めたほうがいいよ」と言われるのはどうしてですか?
-
日本人の黒髪は黒色のメラニンが髪にあるわけではなくたくさんのメラニン色素が集まって黒く見えている状態です。ヘアカラーはそのメラニンを脱色して、できた隙間に疑似的に色味を入れてあげる施術です。
疑似的な色素ですから当然永久的な定着ではなく、いずれ抜け落ちてしまうのです。そうすると、メラニンが削られた色素の抜けた状態の髪色になりヘアカラー当日よりも2~3週間後の髪色は明るくなります。
校則や職場で明るさが決められている場合はそれも踏まえてヘアカラーをすることをおすすめします。
【美容院での初めてのヘアカラー】まとめ
美容院での初めてのヘアカラーについてプロ目線で注意点やポイントなどをまとめてみました。
初めてのヘアカラーの際はドキドキと不安がある状態でどういった仕上がりになるのか心配になられる方は多いようです。
そういった方はこの記事を見て参考にしてくだされば幸いです。
また、繰り返しにはなりますがヘアカラーには綺麗に見せられるというメリットと引き換えに髪に負担をかけていることも事実です。
ダメージ予防をしっかりと行っていくことで色持ちもよくなるので、お手入れで綺麗な状態をキープしていきましょう。